合奏前にしておくべき準備や、合奏後にすべき事も多いですが、
今回は合奏中の注意点をいくつかお伝えします。
指揮者の居る合奏の場合
① 指揮者が振り止めたら即時(1拍若しくは1秒以内に)演奏を止めること。
振り止めているのに音を出し続けるということは、「指揮を見ていない」かつ
「周りの音を聴いていない」そして「咄嗟に対応する能力がない」という事を
宣言しているのと同じです。
とても恥ずかしい行為ですし、人の時間を奪う行為でもあります。
② 他のパートに対する指摘も注意して聴くこと。
皆で1つの音楽を作っているのですから、仮に自分が演奏していない部分に対する
指摘であっても、それは知っているべき事柄です。
自分の事として注意深く聴きましょう。
指揮者がいてもいなくても
③ 間違えてしまった時に「あ、間違えた!」などと声を出さないこと。
楽譜に指示のない声(雑音も)は出してはいけません。
声を出すことは、今出した音の間違いの上に更に間違いを重ねる行為です。
そして、そういった行動はクセになるので決してしてはいけません。
もうひとつ言えば、周りの人はあなたが間違えたことくらい分かってます。
分かっている人に態々もう一度知らせる必要はありませんし、仮に分かっていない
人がいたのなら、敢えて知らせる必要は尚のことありません。
④ 言うまでもありませんが、私語もダメです。
合奏中に、隣の人に今すぐ伝えなければならない事が出てくるのは理解できます。
しかし、楽音を一生懸命聴こうとしている時に聞こえてくる話し声は小声であっても
とても邪魔なのです。
無理なく伝えられるタイミングを見計らいましょう。