4分の4拍子の拍の取り方を下のように習った方が多いのではないでしょうか。
1 2 3 4
強 弱 中強 弱
この考え方自体が間違っているという訳ではないのですが、4つの4分音符
に強弱があると考えてしまうと各拍の長さが不均等になりやすくなるなど
不都合が出てきます。
正しく4分の4拍子を数える方法を以下に説明します。
まず3人で下のように手を叩きます。
1人が全音符、もう1人が2分音符、最後の1人が4分音符です。
その際、各自は均一な強さで手を叩いてください。
どの4分音符も同じ大きさ、どの2分音符も同じ大きさです。
そして、長い音符を叩く人ほど大きく叩くと尚良いです。
すると、結果的に1拍目が最も大きく、3拍目が次に大きく、2・4拍目が
小さく聞こえます。
これが即ち強拍・弱拍ということです。
ポイントは全ての4分音符は均等だということです。
ここまでが滞りなく出来たら、次はこれを1人で行います。
右手と左手で4分音符と2分音符を叩きます。可能であれば足も使って
全音符を叩きます。
必要であれば、これに8分音符や16分音符を加えても良いでしょう。
必ず短い音符ほど小さくなるように気を付けてください。
最終的には、これを実際に体を使うことなく頭の中で想像するだけにします。
この状態をキープしたまま曲を演奏すると、安定したテンポと自然な抑揚が
実現します。
是非お試しください。